カウンセラーの紹介

心理カウンセラー 
佐藤信一郎 (さとう しんいちろう)

 

1964年 愛媛県生まれ
大阪芸術大学卒業後、
広告代理店勤務を経て、
広告制作事務所「ラッキー・スター」を開業。
コピーライター及びライターとして仕事を続け、
後にアマチュアボクシングジム
「ラッキースターボクシングクラブ」を開業。
ジムではアマチュア選手の育成、
フィットネスやダイエットを目的とする
会員の指導に加え、
ひきこもり・不登校・いじめ被害に
遭っている方を対象とした練習コースを作り、
それらの状態から脱却するための
支援活動を行なう。
活動の幅を広げることを目的として、
カウンセラー資格取得の学習を始め、
心理カウンセラーとなる。

 

保有資格/メンタル心理アドバイザー

 

 

〇私自身も不登校になりかけたことがあります
私も、小学生から中学生の間、
不登校になりかけていました。
正確には、不登校になりたくてもなれなかったのです。
なぜなら、親が不登校になることを許さず、
家にこもることを認めてもらえなかったためです。

 

私の住んでいたところは田舎です。
家を出ると、
学校までの間に民家と田んぼしかありません。
そのルートをはずれても、
小学生や中学生が身を隠せる場所はなく、
家を出ればそのまま学校に向かうしかなかったのです。
不登校になりたかった、学校から逃げ出したかったのに、
逃げ込む場所がないため、
学校に向かうしか方法がありません。
家にも学校にも居場所を見つけられない私は、
重い足を引きずるようにして
しかたなくいやいや学校に通っていました。

 

〇不登校になりたかった原因
私が学校を嫌いになった、
不登校になりたかった原因は、
先生によるいじめです。
小学校の入学式の日、
教室で大げんかをしました。
けんかの原因はささいなことです。
その小学校は、
校区内にある幼稚園から進む児童が多く、
クラスの大半の児童は既に一体感を持っていました。
校区外の幼稚園に通っていた私は、
そのクラスで疎外感を感じていたものと思います。
その感情が、神経をぴりぴりと高ぶらせ、
ささいなことで暴力に走らせたのでしょう。
入学初日からトラブルを起こし、
先生にとがめられても
「自分は悪くない、相手が悪い」と
ひたすら言いはる私はすぐさま目をつけられ、
その後の学校での生活態度の悪さもあり、
「問題児童」として扱われることになりました。

 

〇先生にいじめられる
何かにつけて叱られ、厳しく注意され、
時には「無実の罪」で叱られることもありました。
給食を残すと廊下に座らされて
「食べ終わるまでそこにいろ」と命じられました。
体罰は日常茶飯事で、
時にはつかまれて床にころがされ、
蹴りつけられるような
暴力を受けたこともあります。
今なら大問題になるのでしょうけど、
昔は何のおとがめもなかったのです。
特に田舎では、
学校の教師は崇拝されるような立場で、
ひどい体罰を受けても
「それはあなたが悪い」と
誰にも相手にしてもらえません。
進級して担任が変わっても、
問題児童の私に対するいじめは続きます。
先生に言わせれば、それはいじめではなく、
教育上の抑制であると答えるものと思います。
しかし、ちゃんと授業を聞いているのに
「ぼんやりするな」といわれのない注意を受けたり、
不満の表情を見せると、
「なんだ、その顔は」とまた叱られたり、
クラス内で実行者のわからないトラブルが起こると
自動的に私の仕業にされるなど、
先生という絶対に逆らうことのできない相手に
びくびくおどおどとした毎日を送っていました。

 

〇立ち直った経緯
誰にも頼れず、相談する相手もおらず、
当時は絶対に反抗できない存在だった相手に
いじめを受け続けた私は、
今も学校の先生に対して
信頼を寄せることができません。
そのため、自分の子供が
先生とトラブルを抱えていないか、
おかしな対応をされていないか、
常に注意を向け、もし何かあれば
徹底抗戦する考えを持っていました。
幸い、それらはなく
子供2人は無事に学校を卒業しております。

 

私の話に戻りますが、
中学校に上がってからは、
先生からのいじめはなくなりました。
ただ、人と接することに
障害を抱えてしまっている私は
周囲から孤立した状態を
長く続けることになります。
解消の兆しが見え始めたのは、
高校に進学した後でした。
4月末の時点で
どこの部にも所属していない1年生は
「夏の高校野球の大会
が終わるまでの期間限定で」と
応援部に引っぱりこまれました。
そこで、自分がその集団の中で
必要とされる存在だと認められ、
先輩方が本気でぶつかってきてくれることに
快感を覚えました。
叱られ、厳しい態度もとられるけれど、
育てて伸ばそうと本気で考えていることを感じ、
必要とされることの喜びを初めて知り、
他人とのかかわり、
周囲との協調の重要性を自覚し、
それらを作ることの努力ができるようになりました。
拘束期間終了後もそのまま応援部に残り、
正式に部員として
卒業まで練習を続けました。

 

〇ボクシングとの出会い
ボクシングと出会ったのは大学入学後です。
大学に入ったら
何か格闘技の部に入ろうと考えてました。
最初にボクシング部に勧誘されたため、
二つ返事で入部を決め、練習を始めました。
強くはなかったのですが、
選手として試合に出るようになり、
引退後は大学の監督となって
部員の指導にあたり、
さらにはボクシングジムを開設して、
今に至ります。
そのボクシングジムでは、開設当初から
ひきこもり・不登校の状態となっている方々の
脱却支援を行ない、
さらにはいじめ被害者の支援も加え、
現在もその活動を続けています。

いじめられるつらさ、
不登校やひきこもりになってしまう原因、
私はそれらを身をもって思い知っています。
だからこそ、机上の空論や
現実にそぐわない理想論ではない、
経験から見い出した本気の
カウンセリングができると自負しています。

 

カウンセリング実施時間

月〜金曜日

午前11時〜午後5時
(最終受付 午後4時)

土曜日

午前11時〜午後1時
(最終受付 午後12時)

ラッキースターカウンセリングルーム
大阪市天王寺区生玉町2-10
お問い合わせ・ご予約はこちら